5年ごとの復刻の度に熱狂を生み出す"1300JP"!
1985年に初登場した伝説的スニーカー"M1300JP"は、"NEW BALANCE(ニューバランス)"初の1000番台モデルとして開発され、「スニーカー界のロールスロイス」とも称された一足。その後、5年ごとに極少量のみ復刻される特別な存在となっている。フラッグシップランニングシューズとして誕生し、衝撃吸収性と安定性を両立させる新技術"ENCAP(エンキャップ)"を初搭載。EVA素材のクッションをポリウレタン素材で包み込む画期的ソール構造を採用し、アッパーは上質なスエードとメッシュを組み合わせたスティールブルー/グレーのカラーリングで仕上げられている。発売当時アメリカの著名デザイナー"RALPH LAUREN(ラルフ・ローレン)"が「まるで雲の上を歩いているようだ」と絶賛した逸話も残り、このモデルの神話性を高める存在として語り継がれている。
当時の日本では"NEW BALANCE JAPAN"がなく、"月星化成(ムーンスター)"がプロダクトを扱っていた。"M1300"はニューバランス本社と月星化成が共同で技術革新を追求する中で誕生し、それまでEVA素材がむき出しだったミッドソールを改良して画期的なクッション性を実現。アメリカでの販売価格は$130(当時の約3万9000円)という高価格で、憧れの的でもあった。
初の復刻版はオリジナル発売から10年後の1995年に日本限定でリリースされ、現"NEW BALANCE JAPAN"社長"久保田 伸一"が陣頭指揮を執る形で実現。メイン州と日本のチームがアーカイブを徹底的に調査し、オリジナルに極力忠実な再現を目指した。日本限定発売だったこの復刻版はスニーカーフリークたちの間でカルト的な人気を博し、「5年に一度の1300JP復刻」という伝説の始まりとなった。
そして2025年、誕生から40周年を迎える7度目の復刻が予定されており、発売のたびに争奪戦となる“1300JP”が再び大きな注目を集めることは間違いない。
海外では2025年5月にニューバランス取扱店にて発売予定。価格は$300。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのTwitterやFacebookなどで報告したい。